これからベースを始めようという皆さん。
軽音楽部に入ったり趣味でベース弾きたいんだけど、そんな時、何を買えばいいのか?何はいらないのか?こういった疑問は、誰しも持つのではないでしょうか。
そんな方に向けて、この記事ではその疑問の私なりの回答を紹介します。
出来る限り理論的に、根拠を示しつつ紹介するので、読み進めてもらえたらと思います。
絶対必要
まずは、当たり前の事にはなると思いますが、ベース本体と弦。またピック、チューナー、シールドは必要になります。
ベース本体は言わずもがなですよね。弦も購入時には張ってあると思います。
購入時付属するものとしてレンチ類、また、ドライバーも必要といえるかもしれません。弦の張替えの際に弦を切るニッパーも買いましょう(すべて楽器店でセットアップしてもらう場合は不要です)
ピックについてはピック弾きをしたい場合は買いましょう。指弾きの場合も1つぐらいはあってもいいと思います。安いですし。
ピックの厚さって悩むところだと思うんですが、厚さは好みで変わる部分が大きいです。私は0.8mmぐらいのものを使ってます。個人的には0.8〜1.0mmぐらいのものをを、とりあえず1枚買ってみるのをオススメします。使っていくうちに、好みのものが分かってくると思います。
チューナーですが、これも必須になります。
ただ、チューナーは色々種類があります。簡単に分類すると、生音を拾うもの、弦の振動を拾うもの、シールドを使って電気信号を拾うものの3つになります。後ろの順番になるにしたがって、精度が上がりますが(基本的には)値段もそれにともなって上がっていきます。
チューニングは音程を合わせるのはもちろんですが、音感の強化にもなります。私としては精度のことを考えて弦の振動を拾うものか、シールドを使うものを使って欲しいです。
一番簡易なものでは、クリップチューナーが良いかと思います。もちろんシールド経由のものの方が精度は高いですが。
シールド経由のチューナーであれば、ライブでも安心です。このあたりは予算との兼ね合いになると思います。
シールドはベースとアンプ、チューナーなど接続に必要です。とりあえず1本、3m程度のものがあると良いでしょう。
なるべく買って欲しいもの
人によって重要度が違ったり、必要なものを選択して欲しいですが、”なるべく買って欲しいもの”を挙げていきます。
メンテナンス系
楽器のコンディションを保つ為に買っておいた方がいいものがいくつかあります。
メンテナンス系の物はいろいろありますが、指板用オイルやクロスあたりは揃えておきたいです。
指板用オイルは、レモンオイルやオレンジオイルというやつです。効果はどちらでも同じです(多少効果が違うかもしれないですが気にするレベルのものではないです)メンテナンスしなかったからといって、演奏に支障が出る訳ではないですけど。
ただし、メイプル指板の場合不要です。逆にエボニー指板の場合、メンテナンスしないと指板が割れる場合があるみたいなので必ず買って下さい。
クロスというのは、ベースを拭く為の布です。楽器用に作られているので、柔らかく優しい素材になってます。
2つとも安いですし買っておきましょう。
同じメンテナンス系では、ボディーを磨くためのポリッシュは無くてもいいかもしれないです。あればもちろん便利ですけど、上の2つよりは優先度が低いです。
練習環境編
ベース本体さえあれば生音で練習は出来ますが、出来れば音を出して練習して欲しいです。
実は私がベースを始めたばかりの頃、ベースアンプはあったものの、あまり音が出せなかったので生音メインで練習していました。これは本当に失敗したと今は思っています。生音だと弾けていると思っていても、アンプを通すと余分な音が出ていたり、ミュートが出来ていないのに気づいたりします。
なので、生音ではなく、アンプなどの音で練習できる環境を作って欲しいです。そのための方法としてはいくつかあるので自分に合ったものを選んで下さい。
まず第一の候補はアンプです。アンプは実際に音を出せるので”ベース”といった感じを実感しやすいです。大きい音で鳴らしたい場合にオススメです。
ただ注意して欲しいのは、あまりにも安いアンプだと音質的に良くないこともあります。実際に私が持っていたアンプがめちゃくちゃ安くて低音ばかり出るものでした。
値段もピンキリですが、機種も慎重に選んだ方がいいかもしれないですね。ヘッドフォンで練習できるヘッドフォンアウト、CDに合わせて練習したい場合はAUXというインプット端子があるとなお良いでしょう。
次の候補としては、ヘッドフォンアンプです。ヘッドフォン専用のアンプです。ベースのジャックに直接繋ぐタイプのもので、軽量・コンパクトなのが良いところです。
下の機種が、AUX端子などもあるのでオススメです。ただし電池駆動な点は注意が必要です。
最後の候補としては、ヘッドフォン出力のあるエフェクターです。
後々のことを考えると、個人的にはこれがオススメです。特に機能面で充実しているマルチエフェクターはコストパフォーマンスも良いと思います。
単体のエフェクターに比べると操作性など劣ると思いますが、今後も十分使っていけるものです。また、エフェクト機能はもちろんですが、(必須となる)チューナー機能やリズムマシン、AUXIN等練習には十分と言えるでしょう。エフェクトもあるので好みの音色で練習が出来るのも魅力です。
難点は多機能ゆえに操作が複雑です。特にエフェクト機能に関しては慣れが必要かと思います。
これらの3つから自分に合うものを選んで下さい。
逆にいずれかがあれば他は無くても良いですし、優先度は下がります。(ヘッドフォンアンプに関しては、アンプやマルチエフェクターがあれば必要ないなど)
いずれにしても、音の出せる環境を作って練習しましょう。私のように遠回りせずにレベルアップして欲しいです。
アクセサリー系
立って弾く際に必要なストラップは出来れば買って欲しいです。
座った状態と立った状態は、ベースのホールド感などが違い、演奏性も変わります。
特にストラップを長くして弾きたい場合、出来る限り立って練習した方がいいので重要度が上がります。
趣味で自宅で弾くだけの場合必要ないですが、外に持っていく場合ベース用のケースが必要です。
あると便利なもの
優先度+
まずはヘッドフォンです。先ほどの練習環境で音が出せない場合は必須になっていきますし、上の”なるべく買って欲しいもの”に分類されるかもしれません。
イヤホンでもいいのですが、耳の疲労度を考えるとヘッドフォンをお勧めします。聴き比べることは難しいですが、なるべくフラットに聴こえるものの方がベース練習には良いでしょう。モニターヘッドホンと呼ばれるものが特にオススメです。
値段もかなり幅があるヘッドフォンですが、予算と相談して決めて下さい。
ベースのスタンドは安全に保管出来るのであると便利かと思います。
メンテナンス系では、先ほどのポリッシュはあってもいいでしょう。
優先度-
ここからはさらに優先度が下がるものです。
まず、弦の滑りをよくするフィンガーイース。汗っかきの人には特におすすめです。弦の持ちが良くなるともいわれています。
ペグを回す道具は、弦の張替えに便利です。ただ無くても大丈夫です。私は持っていません。
エフェクターについて
エフェクターは書き方に悩むところですが、基本的には無くていいと思います。
ライブなどを見越して音作りをしたい場合欲しくなるものではあると思いますが、極端なセッティングなどをしてしまった場合、上達の妨げになることもあります。
プラスして高価という点と、最初に買ってしまっても音の好みが変わる場合もあります。また、ベースはアンプのみで全然通用する楽器なのでこういう評価にしました。
ただある程度の音で楽しみたいという気持ちもよくわかるので、先ほどの演奏環境でマルチエフェクターをオススメしたというのもあります。
練習時にはなるべくナチュラルな音で練習し、エフェクトも楽しむという使い方ができると思います。
予算について
多少の差はあると思いますが、ベース本体以外で1万円程度あれば一式揃うと思います。1万5000円もあれば十分なものが揃うと思います。
1万円程度と言え、ベース本体も買わなくてはならないので一気に買うのが厳しい場合もあると思います。今回は掲載順に優先度の高いものですので、順番に、徐々に揃えていくのも良いと思います。
まとめ
今回はベースを始めるという方に向けて、大雑把ではありますが必要なものを紹介してみました。
練習をしていくにしたがって、他にも必要になったりするものは出てくると思います(例えば教則本、楽譜など)
ただし、今回紹介したものは基本的に長く使えるもので、買い替えもそこまで無く済むと思います。決して今後も継続して費用のかかるものでないのでご安心を。
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お読みいただきありがとうございます。この記事が参考になれば幸いです。
より良いベースライフを楽しみましょう!
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