ギター・ベースのメンテナンスと言えば、弦交換から始まり、指板の手入れやボディーを磨いたり色々あります。
その中で意外とおろそかにしがちなのがフレット磨きです。
そこで今回の記事は、フレット磨きってどれくらいの頻度でやればいいの?どんなメリットがあるの?といったことを、僕の経験や考えも混ぜつつ書いていきます。
結論
まず最初に僕なりの結論を書いてしまいましょう。
最低1年ぐらいの頻度で行うのがいい。
メリット① ビブラートがスムーズ。
メリット② 見た目が綺麗。
”どうしてそう思うのか、なぜそういった結論に至ったか”といった補足は順を追って話しますので、是非読み進めていただければと思います。
頻度に関して
行うべきなのか
正直に言うと、僕もフレット磨きは結構おろそかにしていた側の人間で、1年以上空いていたりしていました。
1年程度の頻度では少しは変わるんですが、それでも果たしてやる価値があるのかって思っていた訳です。
ただ今回、5年以上放置してしまったギターのフレット磨きをやってみたら、全然違ったんですよ。もう明確に違います。特にギターだからっていうこともあるんですが、チョーキングがめちゃくちゃスムーズでした。
頻度はともかく、やる価値はある・プレイ面で差があると感じましたね。まだやっていない人がいたら是非一度やってみて欲しいです。
ベストな頻度とは
問題の頻度ですが、先程述べたように、1年程度でもわずかではありますが変化は感じた訳です(このあたりの感覚は人によっての部分もあるかとは思います)つまり、徐々に弾きにくくなっていくと言えます。
では、数カ月単位の短いスパンでやればいいかというとそうも言えません。フレット磨きってフレットを僅かながら削ることになる訳ですよね。どれぐらい消耗するか分かりませんが、やはり気になるものです。
ネット上でも、削れるからやり過ぎは良くないという意見も見かけます。僕もそう思いますが、しかし、それって経験した裏付けがあるんでしょうか?僕も色々見ましたがちゃんとした裏付けがあるようには感じませんでした。正直、沢山のギターを見ているリペアマンや、経験や体験談の沢山ある専門家が感じる部分で、僕ら一般プレイヤーだと判断出来ない事ではないでしょうか。
なので、普通のプレイヤーが考えるなら、フレットの消耗とプレイアビリティを天秤にかけ、個人の価値観で行うとしか言えないかなと思います。
僕の場合、それが1年以内といった感じになりましたし、おそらく多くの人がそう感じるんじゃないかと思いこういう結論になりました。
メリット
プレイ面に関して
先程もギターのチョーキングがしやすくなったと話しましたが、つまりはフレットが滑らかになる訳ですよね。チョーキングはもちろん、ビブラートもかけやすくなります。
その他、一般的にはサスティーンが伸びるなども言われています。
これに関して、僕は弦交換を同時にするので、新品弦でサスティーンが伸びる部分もあるので判断は出来ないですが。理論上良くなると理解しておけばいいと思います。
見栄えに関して
色々言うより実物を見た方が分かりやすいと思います。下の写真をご覧下さい。写真では伝わりにくい部分もありますが…
見た目が違いますよね。これ意外とモチベーションになるので重要です。楽器の愛が増しますよ!笑
最後に
ここまで僕が感じたこと、考えたことを書いてきました。
ここまで見ていただいた方にとって、参考になる部分があったり、それはどうなのと思ったかもしれません。
ただ、そうやって自分の楽器のコンディションを考えること、これがメンテナンスで一番大切だと改めて感じました。
愛を持って楽器を使っていきたい、そう感じる今日この頃です。
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